今回のお悩みピックアップ
1年前にゲーミングPCを買いました。
メモリ16GBだとゲームが重いので増設したいのですが、マザーボードはどのメモリを使っても大丈夫ですか?
これにはダメな理由が2つある。
1.マザーボードとメモリには相性がある
2.メモリ4枚差しは非推奨(不安定になる原因)
この記事では、マザーボードとメモリの相性確認方法と、メモリについての基礎知識を紹介していくぞ。
マザーボードとメモリの相性確認
マザーボードとメモリの相性、すなわち互換性があるかどうかは「QVL(互換性リスト)」で確認していく。
QVLはマザーボードとメモリで2種類あるぞ。実例を見ながら試してみてほしい。
マザーボードのQVLで確認
マザーボード「ASUS TUF GAMING X870E-PLUS WIFI7」とメモリ「Crucial Pro 64GB Kit (32GBx2) DDR5-5600」を例に、確認手順を説明する。
1.マザーボードの製品名で検索
ここでは、ASUSというメーカーの製品「TUF GAMING X870E-PLUS WIFI7」のページにアクセス。

2.製品サポートページを開く
製品の「サポート」ページに入る。

3.メモリサポートを表示する
「CPU/メモリ サポート」をクリックし、次に「メモリ」をクリック。

以下のように表示される。

4.買う予定のメモリを調べる

■ ベンダー:メーカーを選択( crucial )
■ サイズ:メモリの容量を選択(32GBの2枚組なので「2x 32GB」)
■ XMP/EXPO Support:オーバークロックの設定のこと。わからなければ選択しないでOK

■ RAM速度:「DDR5-5600」の後半の数字の部分(ここでは5600)
■ ソケットサポート:使うメモリの枚数を選ぶ。2枚差しするので「2」を選択
■ タイプ:U-DIMMを選択(ECC-UDIMMはサーバー向け)

■ Processors:使うCPUを選ぶ。ここでは9000シリーズを選択
入力が終わったら検索ボタンを押す。


このように表示されれば「互換性あり」となる。
各メーカーでフォームは異なるが検索方法は似ているので実際にやってみよう。
メモリのQVLで確認
ここでは「Crucial Pro 64GB Kit (32GBx2) DDR5-5600」と「MSI MAG X870 TOMAHAWK WIFI」の相性を確認していく。
1.メモリの製品と容量で検索

2.互換性を確認
「互換性を確認」をクリック。

表示されたウィンドウでマザーボードの情報を選択、「互換性を確認」ボタンをクリックする。

以下のように「100%互換性があります」と表示されればOK!

メモリの見方
「そもそも、メモリの見方がわからねえ」って人のために、メモリの見方を紹介する。
知っておきたいのは「規格」「データ転送速度」「型番」の3つだ。
規格とデータ転送速度

DDR4やDDR5というのが規格で、数字がデカいほど新しい。
右側の数字はデータ転送速度を表す。速さは MT/s(メガトランスファー毎秒)や MHz(メガヘルツ) で表記される。
OC(オーバークロック)メモリとJEDEC準拠メモリの2種類があって、OCのほうが高速だが相性問題が出やすいという特徴がある。
ちなみに我は、速さよりも安定性を重視しているのでJEDECメモリを選ぶぜ。
メモリの型番
PS5に「CFI-2000A01」や「CFI-2000B01」といった型番があるように、メモリにも型番がある。
たとえば「Crucial Pro 64GB Kit (32GBx2) DDR5-5600」の型番は「CP2K32G56C46U5」。
一見役に立たなさそうな情報だが、同じメーカーの似たような製品と見分けるときに役立つ。
相性確認するときにこの型番が完全に一致しているか、しっかり確認してくれ!
買うときのポイント
自作PCで避けたい買い方が「購入時期と購入店が全部バラバラ」。
「1か月後に商品がそろったので組み立てたら初期不良発覚」なんてこともある。初期不良交換の受付期間は1~2週間程度なので、泣き寝入りとなってしまうぞ。
買うときは一式まとめ買いがオススメだ。
Ryzenシリーズは相性問題が出やすいので、相性保証サービス(有償)があると万が一の時に超助かる。
パソコン工房やツクモ、ドスパラなどパーツショップの実店舗なら、パーツ相性を確認したり組み合わせのアドバイスをもらえたりする。自作が初めてなら断然実店舗がオススメだぜ。我も初心者のころめちゃくちゃお世話になった。
買う前に、価格.comやRedditなどで不具合がでてないかもチェックしよう。