2025年10月、5年ぶりに新PCを組もうとAmazonプライムデーでパーツ一式を買おうとしていた。
だが先行セールの時点で在庫なし、買えずにプライムデーが終了してしまった。その直後からのメモリ急騰で新PC自作を完全に断念、今に至る。
ここまで激しい値上がりとなると、逆に「どこまでいくんだ?」という謎のワクワク感が出てくる。我々は今、歴史に残る特大イベントに遭遇しているのかもしれない。
ということで、めっちゃ売れてる大人気メモリ「crucial pro DDR5-5600 32GB(2枚組)」の値上がり状況をみていこう。
2025年11月15日の価格
1ヵ月もしないうちに価格が約2倍。10月の段階で3万円台は高いと感じていたが、まさかこんなに急に上がるとは思いもしなかった。

2025年11月21日の最安値と高値


さすがに急騰しすぎ。株価のように一旦下がるんじゃないか?
‥‥などと淡い期待を寄せつつAmazonブラックフライデーを待つことに。購入戦略を練って記事もアップ。準備万端どんとこい先行セール!!
2025年11月30日の価格
当然のごとくメモリにブラックフライデーセールなんてこなかった。
最安値も6万円の壁をドーンと突破、10月のAmazonプライムデー価格の3倍である。
ちなみに2023年10月の初値は35760円。初値が安いと思う日が来るなんて予想だにしなかった。

あれ、グラフの傾斜が緩やかじゃね?‥‥と思ったらY軸(価格)が1万円刻みから2万円刻みになっていた。
そしてショップにも変化が‥。


よくみると最安値の顔ぶれが変わっている。驚いたことにショップリストからツクモが消えていた。大手パーツショップが売れ筋商品を取り扱わないわけがないので、パーツショップの発注が通らない(=入荷できない)って話は本当なのだろう。
ちなみに今一番人気の「crucial pro DDR5-5600 16GB(2枚組)」もヤバい。11月30日現在の最安値が47,570円、きれいな2段階ジャンプを決めている。なんならブーストジャンプもしそうな勢い。

この影響を受けてか、BTOパソコンの価格も売れ筋ミドルロー~ミドル帯で5万ぐらい値上がりしている。
ちょっと前まで15万で売られていたPCが、ほぼ同じ構成で今や20万である。
海外の価格は?
11月30日現在の、アメリカの通販サイト「newegg」での価格は568.99ドル(最安値)。1ドル156.69円計算で約88,800円となる。高騰は日本だけの騒ぎじゃない。

【焦るな】特価セールに要注意
そのメモリ大丈夫?
必死に探しているときほど相性問題を忘れがち。
特価セールのメモリを見つけたら、QVL(互換性リスト)でマザーボードとメモリの相性を確認しよう。
【結論】メモリは今買うな
問題は価格だけじゃない。一番面倒くさいパターンが「初期不良」だ。
Amazonのように返金対応のみともなれば即詰み。やっぱ自作はパーツ供給が安定しているときに限る。
今使っているPCを限界まで使い倒そう!