【コスパ重視】5年以上使えるCPU!省電力で将来性のあるミドルクラスのCPUはどーれだ?

2025年7月22日

「これ、何年使えるの?」

PCの新調で、グラボと同じぐらい悩むのがCPUである。

そこで「省電力で5年使えるCPU」をピックアップした。

用途はゲーム・ライブ配信・動画編集とする。

PCを5年以上使う予定の者は、ぜひ読んでいってくれ。

Intelはやめとけ

■IntelのCPUがダメな理由

13~14世代設計不良で壊れやすい
→ 猛暑でクラッシュ多発
Core Ultraシリーズ対応ソケットが1世代で終了説
→ 将来性ゼロ

2025年現在「Intel壊れてる」「強いのはベンチマークだけ」などと言われている。

おまけに消費電力も高く発熱もすごいので、水冷必須である。

過去最高に選びたくない環境だな!

不具合についての詳しい話は、PC Watchの記事「第13/14世代Core不安定動作の根本原因が判明。新たなマイクロコードを公開」が参考になる。

ゲームや配信・動画編集などの実用性と安定性を考えると、今はRyzen一択だ。

省エネでコスパの良いCPUは?

発熱の少ないCPUを選び、価格順で並べてみた。

選出基準は「TDP 65W」、電気代が上がると困るしな。

CPUソケット価格(2025年7月21日)発売日
Ryzen7 5700 XAM4Joshin    22,970円
ドスパラ  22,970円
TSUKUMO 22,970円
2022年 4月15日
Ryzen5 9600 XAM5Joshin    34,800円
ドスパラ  34,800円
ソフマップ 34,800円
2024年 8月10日
Ryzen7 7700AM5Joshin   40,980円
ドスパラ  40,980円
PCワンズ  40,980円
2023年 1月13日
Ryzen7 9700 XAM5ドスパラ  48,670円
TSUKUMO  48,670円
ソフマップ 48,670円
2024年 8月10日

TDPって何? 消費電力との違いは?

TDPは最大発熱量を示す指標である。一方、消費電力は実際に使用される電力の量を表す指標だ。

電力を使うほど発熱量が増えることから、自作界隈ではTDPが消費電力の目安にされている。

掲載価格は、価格.comにおける2025年7月21日時点のもの。最安値ではなく「国内正規品」を売っている有名ショップの価格をベースにしている。

「国内正規品」ではない場合、初期不良でもメーカーが対応してもらえない可能性があるからだ。

PC関連は保証ファースト。アリエクでは絶対に買うなよ!

5年以上使い倒すならどれ?

CPU5年超使える?理由
Ryzen7 5700 Xギリギリ2~3年は問題ないがゲーム環境は徐々に苦しくなる
Ryzen5 9600 Xいける5700Xより性能が上、いざとなったら上位と換装
Ryzen7 7700いける基本性能が高いので長期運用に向いている
Ryzen7 9700 X余裕でいける7700より省電力・高性能、いざとなったらPBOオン!
PBO (Precision Boost Overdrive) とは、AMD Ryzenプロセッサに搭載されている自動オーバークロック機能のことです。

我より賢い AI による概要 より引用

5700Xが5年使える根拠とは?

我のCPUは Ryzen3600。2019年発売の6年モノだがまだまだいける。

2022年発売の5700Xならば、あと2~3年は余裕ってわけだ。

その後、いよいよゲーム環境が苦しくなったらゲーム内設定を下げればよろしい。

その間に買い換え資金をガッツリためておこう。

5700Xの欠点は?

5700Xは「実用最小限のゲーミング性能&激安」が最大の強み。Ryzen5 3600など旧世代からの換装なら、間違いなく神コスパ。自作erがAM4を使い倒すためにあるといっても過言ではない。

しかし、PC新調となると話が変わってくる。

5700XはソケットAM4のCPU。スペックアップする場合は、5700 X3Dや5800 X3Dなど選択肢が限られる。7700や9700Xなどとは互換性がないから無理だ。

予算13万ほどなら5700XのBTOパソコンを買うのはアリだが、18万ほど出せるならAM5のCPU搭載品を大型セールで狙うべき。

5年以上安心して使えるCPU

■9600X

高性能だが安いので、コスパ重視・ゲーム特化ならコレ。

ただし、Cities SkylineⅡのようにコア数が正義のゲームでは苦戦するかもしれない。

BTOだと搭載モデルが少ない。いろんなショップを見比べよう。

■7700

AM5対応の Ryzen7 の中でも7700は破格。ゲーム・配信・編集と難なくこなせる力がある。

BTOならサマーセールやクリスマスセールなどがねらい目。シンプルに安い。

■9700X

7700よりちょこっと高性能&省電力。5年も使えば、節約できた電気代で7700との価格差はほぼ埋まるだろう。電気代まで考慮すると、コイツが最強。

我が欲しいCPUは9700Xだ。

BTOだとコスパが悪くてクセ強モデルが多い。大型セールで厳選するか自作するかとても悩ましいナ!

AM5対応CPU最大の欠点

AM5対応CPUには、マザボがクソ高いという特大の欠点がある。

MicroATXマザボは最安で約1万円だが、ATXマザボだとほぼ2万以上する。

さらに、自作でのマザボ選びは難易度が高いので情報収集が必須となるぞ。

RyzenCPUを買うときの注意点

純正クーラーがうるさすぎる

純正クーラーは、フル稼働するとイヤホンを貫通するほどウルサイ。

ウウウゥゥゥゥーっと唸るような騒音がイヤなら、空冷クーラーを変えよう。BTOならカスタマイズで純正クーラーから変更できるはず。

自作erには優秀なクーラーを2つ紹介しておく。

1.定番の空冷クーラー:DEEPCOOL AK400

TSUKUMOで探す

静音性が高いクーラーならNH-U12S redux。BTOのサイコムでも採用実績のある名品だ。

2.静音クーラー:Noctua NH-U12S redux

TSUKUMOで探す

純正クーラー使うならグリスは絶対に変えろ

純正クーラーに付いているグリスは呪物。

2年もすると「お前はセメントか!」ってぐらいCPUとガッチリくっついて取れなくなる。

CPU換装の時にCPUごとマザボからもげる「スッポン」現象が発生するぞ。

我はRyzen5 1600でスッポンを経験、なんとか致命傷で済んだ。

BTOで買うときはカスタマイズでグリス変更を忘れるナ!

◆定番グリス:AINEX JP-DX1

我からは以上だ。

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