ブラックフライデーでSSD2枚とサーマルパッド・SSDヒートシンクなどを購入、耐久レースの準備は万全‥‥のはずだった。
だが運命のいたずらか、メモリ高騰に同調するかのようにPC不調も急加速。電源あたりから異音が聞こえるようになってきた。これは起動不能になる最悪のパターンが考えられる。
そんなわけで、不本意ながらも耐久レースから脱落することとなった‥‥12月11日のことである。
不測の事態に焦り「自作で新PC」という茨の道を選択してしまったのだが、今になってヤバい問題に気づき死ぬほど後悔している。
今の自作環境のヤバさと後悔している理由をここに記す。
PC難民よ、マジで自作はやめておけ!
自作を決意したアホすぎる理由
イヤな予感しかしないPC不調
1.電源からときどき異音
2.たまにノイズが入る
3.PCケースの電源ボダンがまれに反応しない
電源からの異音は危険信号だ。ノイズについてはマザーボードのコンデンサトラブルかもしれない。PCケースの電源ボタンに関してはおそらく接点不良‥‥。
これを解決するにはPC新調しかない。ていうか、5年使い込んだPCにあと3年耐久はさすがに無理だった。
だが、ここで我の脳が悪魔のごとく囁いた。
「今ならまだ軽症!!」
10日前の自分に言いたい。「その思考がもう重症だ」と。
たとえ価格が買ったときの10倍になったとしても、メモリを使っている時点でプラスにはなっていない。むしろリスクが10倍なのだ。
悲しいことに、このことに気づいたのがこの記事を書いている今。そのリスクについて説明する。
リスクを見える化してみた
| パーツ | DDR4環境 (Ryzen1000~5000シリーズ) | DDR5環境 (Ryzen7000~9000シリーズ) |
|---|---|---|
| メモリ | ・段階的減産で高騰中 ★生産終了したら詰み | 価格が青天井 →爆速で値上がり&売切れでメモリ選びにくい ★ 相性問題が致命傷 ★ 壊れたら特大ダメージ ※BTO延長保証でリスク無効化 |
| マザーボード | 壊れたとき同じものを買えない可能性 ★買い換えで相性問題リスクあり | B650で安く済む ★AM5はメモリ相性問題がシビアでヤバい |
| CPU | 生産減で値上がり | 段階的値上げ告知あり |
| グラフィックボード | 値上げ告知あり | 値上げ告知あり |
| PCケース | 便乗値上げ? | 便乗値上げ? |
| 電源ユニット | 便乗値上げ? | 便乗値上げ? |
DDR4環境で耐久する場合、メモリの生産完全終了で詰む。さらにマザーボードが壊れたとき、同じマザーボードを調達できない場合も詰み。
DDR5環境は、メモリの行く末がメーカーの采配次第で決まる超売り手市場。メモリが壊れたら終わり。
グラフィックボードも値上がり進行中のため、壊れたらかなりの痛手となる。
もう自作にはメリットがない!
そんな状況のもと、買いそろえてしまったパーツがコチラ。
パニック買いしたPCパーツ一式
| パーツ | メーカー / 商品名 | 金額 |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 9700X | ドスパラ 47,980円 |
| メモリ | Kingston KF556C36BBEAK2-32 ※16GB 2枚組 | パソコン工房 47,480円 ※12月13日購入 |
| マザーボード | ASUS TUF GAMING B650E-Plus WIFI | ツクモ 19,980円 |
| グラフィックボード | ASUS Dual GeForce RTX 5060 Ti OC Edition DUAL-RTX5060TI-O16G | ツクモ 71,980円 ※12月13日購入 |
| CPUクーラー | Noctua NH-U12S redux | パソコン工房 6,800円 |
| 電源ユニット | be quiet! Pure Power 13M 850W JP ATX3.1 | Amazon 18,162円 |
| PCケース | Fractal Design Epoch Black Solid | ツクモ 15,778円 |
| SSD #1 (OS用) | Western Digital WD Black SN7100 1TB | Amazon 11,860円 ※11月27日購入 |
| SSD #2 (ゲーム・アプリ用) | Western Digital WD Black SN7100 2TB | Amazon 20,580円 ※11月27日購入 |
| 合計 | 260,600円 |
10月時点での自作予算は20万だったのに8万の予算超過、終わってる。
この記事を目にするころには、上の金額が安く感じるほど値上がりしていて「安く買えてよかったじゃん‥自慢か?」と思うかもしれない。だが、それは間違っている。
「安いときに自作したからセーフ」ではない理由
買った時よりパーツが値上がりすると、ちょっと得した気分になる。それを楽しむのも自作の醍醐味だった。
だが今は違う。
この値上がりはリスクの上昇でもあるんだ。
壊れたとき、買ったときよりもずっと高い金額で再購入することになるからだ。
これからの時代「長期保証付きのBTO」を買うのが最善の選択となるだろう。それも大手BTOで。
今買うならココ
実は、つい最近まで「長期保証付いてるせいで無駄に高い」と超軽視してきたBTOがある。あえてここで買う理由なし、とさえ思っていたあのBTO。
それは、マウスコンピューター。
リンク:https://www.mouse-jp.co.jp/
こんなご時世で「3年間の無償保証」は最強の盾だ。
延長オプションなしで3年よ?
長期保証するってことは、交換用のパーツもそれなりに蓄えておかなければならないってこと。資金に余裕のない新興BTOには到底マネできないサービスだ。すごすぎない?
マウスでPC買った人がうらやましいぜ、しばらく不安を抱えなくていいんだからさ。
結論:BTOでリスク回避が最善
自作はもうダメ、やめておけ!
NVIDIAやcrucialなど大御所がエンドユーザーから離れ市場が崩壊しつつある今、あえて自作するメリットはほとんどない。
もしコスパ重視でPC買い替えに悩んでいるなら、以下のどちらかをオススメする。
なお、DDR4メモリや5800X3Dなどの中古も高くなってきている。自作耐久勢も、PCに怪しい部分があるなら早めのBTO移行を推奨する。
以上、後悔無きよう最善の選択を!