12月22日、自作PCを組み終えた私はあるエラーの解決に挑んでいた。しかし、その過程で業界のとんでもない「闇」に気づいてしまった。
現況から仮説を立てて自作界隈の未来を予測。それをAIに検証してもらったのだが、なんと見解がほぼ一致、かなり悲観的な内容となった。
この闇について順を追って話をするが、重要なことだけ先に言っておく。
自作は「実質的なノーサポート」になるからやめておけ!
「イベント 1801」から始まるストーリー
PCを組み立てOSをインストールし使用環境を整えたあと、イベントビューアをチェックしていたらこんなエラーを発見した。
イベントID:1801 TPM-WMI
これが意味するのは、「セキュアブート証明書の有効期限と更新に関するする通知」である。
| セキュアブート | OS起動する前に、ウィルスやチートなど不正プログラムがないかチェックするセキュリティ機能 ※家の玄関のドアみたいなイメージ |
| セキュアブート証明書 | セキュリティを通るための鍵 ※家の鍵みたいなイメージ |
有効期限があることに驚いたんだけど、その期限が「2026年6月」という脅威の二段構え。
セキュアブート証明書の更新

セキュアブート証明書更新の仕組み
1.Windows Updateで新しい証明書と鍵が配布される
2.証明書と鍵は自動的にUEFIに登録される
3.Windowsブートマネージャーも新しい証明書で署名されたものに置き換わる
4.PCの再起動で適用され完了!
すべて自動的に行われるので、基本的に何もしなくていいみたい。
更新できず期限が切れると‥?
更新できずに有効期限が切れると、PCが起動不能になる。
実はこれ「2026年問題」として密かな話題に‥‥。
エラー「イベントID:1801」の正体
このエラーは、「2026年6月でセキュアブート証明書の期限が切れるけど、更新がまだ適用されていないよ」という内容であり、一般的には「気にしなくても良い」と言われている。
が、それは本当だろうか?
石橋を連打して渡るタイプの私は、販売店とマザーボードの代理店、マイクロソフトサポートに問い合わせたのだが‥‥結果は、
セキュアブート証明書についての質疑応答・要約
【マザーボード】
ASUS TUF GAMING B650E-PLUS WIFI (BIOS 3279)
【質問内容】
セキュアブート証明書がファームウェア(マザボ)に適用されない問題の対処方法を教えて下さい。
| 問い合わせ先 | 回答 |
|---|---|
| 購入店(ツクモ) | 代理店のテックウインドにお問い合わせください。 |
| 販売代理店(テックウインド) | 安心してWindowsUpdateでの適用をお待ち下さい。 |
| マイクロソフトサポート | 証明書や鍵はハードウェアレベルで保存されるため、更新や修理はPCメーカーか現地の技術者のみが行えます。 Secure Boot証明書が更新されない場合は、BIOSアップデートかメーカーからの直接サポートから修正が必要です。 |
| Copilot(AI) | Secure Boot の証明書更新は、期限直前~数週間前に Windows Update で一斉配信される仕組み。ユーザーは何もしなくてOK。世界中の Windows 11 マシンが対象だから、期限前に確実に配信される。 |
とりあえず、Updateでの証明書配布を待っていれば大丈夫そう。
だけど、なんなのマイクロソフトの回答‥‥これがRedditでよく見る「botみたいな返答」ってヤツ?
BIOSアプデに触れてはいるが責任転嫁を図っているフシがある。ここにものすごい違和感を覚えつつ、私はRedditのある話題をふと思い出した。
メーカー保証の劣化問題
PCパーツのRMA(=メーカー保証)が劣化しているという話題。
Redditでは、ここ数年で「保証期間内での故障なのに保証を受けられなかった」という報告を目にすることが多くなった印象がある。まっ、海外の話だけどね。
でも、実際にCPU、マザーボード、グラフィックボードにOSなど、PC業界が全体的にサポートを渋っているのでは?と思わざるを得ないトラブルが日本でも発生している。
特定の国や企業じゃないってのがポイント。なんなら、メーカー同士で責任の押し付け合いすらある。我々一般ユーザーからは見えない部分で、業界に地殻変動的何かが起きているのではないだろうか。
マイクロソフトの対応、Redditでのメーカー保証の話題、AIバブルの一連の流れを関連付けて仮説を立ててみた。それがこれだ。
AIに起因するコスト増加でサポートコスト削減に舵を切り始めた説
今までの流れから未来を予測
どういうことなのか、ここ最近の流れを見ながら説明しよう。
| イベント | 影響 |
|---|---|
| メモリ不足 | 需給バランス崩壊 |
| ↓ | |
| AI優先 | Crucial撤退 |
| ↓ | メモリ、SSD、グラフィックボードの高騰 |
| 供給減 | グラフィックボード減産で市場価格高騰 |
| ↓ | |
| サポートの簡素化 | メーカー保証対応の厳格化 |
| ドライバー最適化の遅延 |
■ 世界の動向
1.増え続ける開発・サポート費用をどうするか、という問題に直面
2.費用削減のためにAIを導入
3.参入過多でAI特需の発生
4.メモリ高騰に起因する費用爆増という新しい問題(←今ココ)
5.サポートそのものを簡素化することで費用削減(予測)
■ 要約
問題解決のためのAI導入が、逆に負担増となって跳ね返ってきた。なれば、サポートそのものを簡素化してしまおうというムーブメント。社会構造が変わりつつあるのだ。
日本では代理店が対応してくれるため、RMA劣化問題に直面した人は少ない。だが、グローバル企業の変革に巻き込まれ、従来の代理店サポート文化が変わってしまう可能性もある。
今後どうなってしまうのか?
AIと意見が一致した未来予測
実は、マイクロソフトもサポートの効率化・合理化を進めていて、その先にはサポートのセルフサービス化があるという。
AIによるサポート費用が高いためか、” より安価な ” オペレーター対応になっている。だが、オペレーターは技術者ではないのでテンプレ回答しかできない。そのため、トラブルシューティングにかかる対応時間が増大する。こうなると、オペレーター対応は時間効率も費用効率も悪い。それじゃあ、セルフサービスに切り替えていこうって流れになっているワケ。自己解決がより難しくなるヤツ。
以上を踏まえ、かなり悲観的な予測を立ててみた。
自作界隈の未来予測
・不具合は自己解決前提になる
・メーカー間で不具合の押し付け合いが発生するようになる
・自作に対するメーカー保証は超消極的になる
結果、自作PCは実質的なノーサポート状態。状況をしっかり検証できる熟練自作民でも、「個人ユーザー」という括りでメーカー保証を受けられなくなる世界線。
この予測についてAI(Copilot)に見てもらったところ、意見はほぼ一致していた。
だが、AIの予測はもっとシビアである。
まとめ:自作に明るい未来はない
今後の自作には「故障時リスク」「サポート簡素化の影響」がつきまとう。
各種パーツの高騰 → 買い替え費用UP
パーツごとの延長保証加入 → 自作費用UP
サポート簡素化 = 維持管理の難易度UP
リスクと費用増大で、自作に明るい未来はなさそうだ。
逆に、手厚い保証でガッチリ守られているBTOは、さらに価値が増していくだろう。パーツ高騰の影響もほぼノーダメだし、パーツごとに延長保証をつける必要もないからだ。ただし、高騰化が続くと「保証要因の値上げ」という可能性も考えられる。というわけで、BTOパソコンを買うなら早いほうが良い。
これからの時代はサポートと保証を重視、BTOパソコンを選ばない理由はないのだ。
保証期間3年が標準でついてくるマウスコンピューターが一番のオススメ。
マウスコンピューター:https://www.mouse-jp.co.jp/
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